貝塚里海づくり未来協議会

二色の浜海岸地域における

持続的な生態系の保全と

里海ネットワーク構築事業

貝塚里海づくり未来協議会は、環境省の令和7年度戦略的「令和の里海づくり」基盤構築支援事業(全国8団体の1つ)に採択いただき、大阪府貝塚市周辺の里海環境の保全・再生・利活用を推進し、地域の自然と共生する持続可能な社会づくりに寄与することを目的に取り組んでいます。協議会準備会を経て2025年7月から本格的に活動しております。未来協議会では、博学官民の連携により令和の里海づくりを推進していきますので、皆様方のご支援ご協力をお願いします。

活動における「3つの柱」

地域連携による持続可能な基盤づくり

大阪府貝塚市は、森里川海があり、 水資源の循環を市域内だけで俯瞰できる全国でも稀な地域です。そのため「森里川海」をつなぐプロジェクトなどにより水資源の循環を実感、環境教育の推進にも取り組み、博学官民連携による持続可能な基盤づくりをすすめています。

大阪湾北限のアマモの保全・再生・利用

二色の浜には、大阪湾北限(※大阪府域)のアマモ場があります。そのアマモを保全再生利用するために大阪府立環境農林水産総合研究所などとも連携して、 過去文献などデータ収集やアマモ生息区域調査をしていきます。また アマモの種を採取してアマモ苗を育て、アマモ場の再生にも取り組んでいます。

次代を担う小中学生には、 市立自然遊学館を中心に、 河口干潟で生息する生き物観察や海浜清掃活動をはじめ、マイクロプラスティック問題などの地球環境問題が市内で生息する生き物にどのような影響を与えるのか調査し学ぶ機会を提供しています。

昨年9月、大阪関西万博ギャラリーWESTでの環境省企画展示にパネルと水槽展示させていただき、自然保護活動している貝塚葛城緑の少年団は来場した方に活動紹介をしました。

活動のイメージ

「アマモ」がたくさん生えている場所はアマモ場と呼ばれています。

アマモ場では、「アマモ」 によって波がおさえられて水の流れが穏やかになり、透明感が増します。 また隠れる場所がたくさんあることから、魚やイカなどが卵を産み、子どもを育てるのにちょうどよい場所になります。

「アマモ」 が育つと、 そこには生き物が集まり豊かな海となります。貝塚 二色の浜は、 たくさんの多種多様な生き物が生息する大阪湾北限の貴重なアマモ場です。

魚礁づくり!大阪湾の豊かな海づくりに向けてチャレンジ

二色の浜では、関係機関の理解のもと、森に生育しているウバメガシを活用した大阪湾初となる魚礁を設置します。魚やイカが住みつき、豊かな海に育つ可能性があり、専門学校生が潜水調査により継続的に調べていく予定です。

里海づくりエリア

海と山をつなぐ取組み

二色の浜の〈いま〉   水質ワースト1からの復活

貝塚市内を流れる近木川(こきがわ)は、貝塚市の人々の生活等と深く結びついてきました。 雨が少ない気候のため、古くから多くの堰(せき)を造り、近木川から用水路を使ってため池に水をひき、農業用水として使っていました。町の発展とともに、人々の意識は近木川から離れていきました。高度成長期に近木川の水は、生活排水や工場排水で、汚れていき、 1993年と1997年には、全国二級河川ワースト1になってしまいました。このことを契機に人々は近木川への関心を持ち、生活排水を出すときの工夫や、河川や海岸清掃、生き物の調査などさまざまな活動を行いました。その結果、今では水も澄み、鮎や鰻が戻ってくるまで水はきれいになり、アマモも自然再生しました。

貝塚市の取組み   ~未来に向けてブナを育てる~

貝塚市では、自然環境・ 景観の保全、生物多様性の保全、歴史や文化の継承と活用、地域のつながりの強化など、市民生活の質を高めています。1994年から、学識経験者、大阪府、 大阪みどりのトラスト協、貝塚市、岸和田市が連携し、国の天然記念物であるブナ林のまわりにバッファーゾーンを設けて、ブナの種から若木を育て、ブナ林を保護増殖する取組みも実施されています。

KAIZUKA CITY

山と海をつなぐ川 自然とともに生きる いにしえより続く人々のいとなみ

地名の由来

地名としての貝塚は、元々「海塚」(かいづか)の字が使われていましたが、16世紀後半に一向宗の自治都市である寺内町がつくられた時には、「貝塚」の字が使われていたことが古文書からもうかがえます。なお二色の浜の二色は、砂浜の白色と松林の青色の二色からといわれています。かつてここは白砂青松の松原が続き、漁民の集落がありました。海岸の美しさは、紀貫之が土佐日記の中で「松の色は青く、磯の波は雪のごとくに白く、貝の色は蘇芳(すおう:赤紫色)にて・・・」と紹介しています。

貝塚里海づくり未来協議会

団体概要
団 体 名:貝塚里海づくり未来協議会(会長 下村泰彦(大阪公立大学名誉教授))
設   立:2025年7月
事業内容:大阪府貝塚市周辺の里海環境の保全・再生・利活用を推進し、地域の自然と共生
する持続可能な社会づくりに寄与することを目的とし活動します。
1. 里海づくりにかかる事業の企画・実施
2. 里海に関する調査、モニタリング
3.調査およびモニタリング結果の分析とデータベース化
4.里海保全にかかる環境教育・啓発事業の実施
5. 関係団体・行政・企業・市民との連携及び協働
6. その他、本会の目的に資する事業
Mail:kaizuka.satoumi.mirai@satoumi

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